シャンプーするときの姿勢は「上向き」が良い理由

シャンプーするときの姿勢を意識したことはありますか?

・うつむいて髪を下ろす「下向き」の状態で洗う
・顔を上げて上体を反らした「上向き」の状態で洗う

一般的なシャンプーの姿勢だと、このどちらかに当てはまるかと思います。

「両方ともよくある洗い方だけど、実際はどっちが髪にいいの?」

実は、美髪や美容のことを考えると「上向き」で洗うのが正解なんです!
今回はシャンプーするときの正しい姿勢について、わかりやすく説明していきます。

「下向き」のシャンプーが髪に良くない理由

「「下向き」でシャンプーする人も多いけど、何がダメなの?」

確かに「下向き」でシャンプーする方は多いです。
それもそのはず。日本は昔からシャワー文化の海外と違って洗い桶で水を汲んで髪を洗う習慣がありました。桶の水を髪にかけて洗うことを考えると、どうしても「下向き」になってしまいますよね。こうした習慣を受け継いで、物心ついたときから「なんとなく」下向きにシャンプーしていたという方も多いのではないでしょうか。

しかし、「下向き」のシャンプーは髪や頭皮にとってあまり良くないと言われています。

「下向き」のシャンプーで髪を洗い流すと、頭皮の毛穴を下に引っ張っている状態になります。こうすることで毛穴がたるみ、頭皮の血行が悪くなってしまいます。
さらにたるんだ毛穴に汚れがたまりやすくなり、頭皮の環境が悪化して抜け毛や薄毛に繋がってしまうのです。頭皮だけでなく顔のたるみや首のシワにも影響すると言われているので要注意。

さらに角度によっては毛流れと逆方向に洗い流すことになるため、髪のキューティクルが痛んでしまったり、残ったシャンプーやコンディショナーが顔につき、それを落とそうとすることで必要以上に顔の油分を奪って乾燥肌につながることも考えられます。

「上向き」でシャンプーするときのコツ

とはいえ、これまで「下向き」でシャンプーしてきた方がいきなり「上向き」でシャンプーするとなると、慣れないのでコツが必要です。

「上向き」のシャンプーでまず気をつけるのは「首」。

特に髪が長い方など髪にボリュームがある方は、髪の重みで首を痛めないように注意が必要です。コツは首だけでなく胸から反るようにすること。このとき、首の筋肉だけで体勢をキープしようとせず、腹筋を意識することで首を痛めにくくなり、さらに腹筋も鍛えられるのでおすすめです。

また、「上向き」で洗うと手を上に持ち上げなければならず、肩が痛くなることも。

もし「上向き」でシャンプーするとどうしても首や肩が痛くなってしまう方は「シャンプーを泡立てるときは下向き、流す時だけ上向き」がおすすめ。

頭皮の毛穴は「長時間重力によって下へ垂れている」ことと、「洗い流すときの水圧」によってたるみます。シャンプーを泡立てる時間は洗い流す時間よりも短いので、この時だけ「下向き」にして長時間同じ姿勢にならないようにしてみましょう。こうすることで首や肩にかかる負担も軽減されます。

いかがでしたか?初めは無理せず少しずつ慣らしながら、「上向き」のシャンプーでさらなる美髪を目指しましょう。

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