髪を傷めずにスタイリングするには?ヘアカーラーの種類と使い方まとめ

「パーマをかけたのに、自分でスタイリングすると綺麗にパーマが出ない…」

みなさんは、スタイリングにヘアアイロンやコテは使っていますか?
毎日使うヘアアイロンやコテの熱は、髪にとって大きなダメージとなります。

「最近髪がパサついてきた」「チリチリした毛が混ざるようになった」

そんな方は毎日のスタイリングで髪が痛んでしまっているかもしれません。
スタイリングをする時間に少し余裕がある方におすすめなのが「ヘアカーラー」。ヘアアイロンやコテよりも癖をつけるのに時間がかかりますが、髪に与える熱ダメージが少ないので傷みにくく、ふんわりとしたスタイルに仕上げることができるんです!

今回は髪を傷めにくくスタイリングできる「ヘアカーラー」についてご紹介します。

ヘアカーラーの種類とスタイル別の選び方

ヘアカーラーには主に3つのタイプがあります。

・マジックカーラー
表面がマジックテープになっており、ドライヤーの熱をあててスタイリングします。テープの細かい突起が髪の毛をキャッチするのでピンなどを使わなくても簡単に巻くことができるので、スタイリングが苦手な方も挑戦しやすいタイプです。ゆるふわな優しいカールをつけたい方や、根元のボリュームアップをしたい方におすすめ。

・ホットカーラー
プラスチック製のカーラーを電熱で温めてから使用するホットカーラーは、ヘアアイロンに比べて温度も低く、触ってもやけどしにくいのがポイント。マジックカーラーよりしっかりとしたカールがつけられて、短時間でスタイリングをキープしたい方におすすめ。

・スポンジカーラー
100円ショップなどでも気軽に手に入るスポンジタイプのカーラーは、マカロンのようなコロンとした丸形など様々なタイプがあります。熱を加えるのではなく寝る前に巻いて癖づけするので、髪へのダメージが一番少ないヘアカーラーです。ヘアアイロンで巻いたようなしっかりしたカールはできませんが、癖っ毛のようなゆるやかなウェーブをつけることができます。

種類別ヘアカーラーの使い方

続いて、種類別の使い方をご紹介していきます。

・マジックカーラー

①髪を上下にいくつか分け、マジックカーラーで巻いていく
②ドライヤーの温風をあて、少しおいたら冷風をあててキープさせる

カーラーをつけて温風をあてたあと、メイクなどをして時間をおいてから冷風で冷やすのがおすすめです。

・ホットカーラー

①カーラーを十分温めてから、マジックカーラーと同様に髪を巻いていく
②しばらく置いたらドライヤーの冷風でキープさせる

・スポンジカーラー

①寝る前に毛先を中心に巻きつけて寝る
②翌朝外したら手ぐしで整え、スタイリング剤でキープさせる

いかがでしたか?ヘアカーラーはヘアアイロンやコテとはまた違ったカールをつけることができます。「仕事が休みの日だけ使う」など、毎日のスタイリングに混ぜるだけでも髪へのダメージは軽減されていくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

今すぐできる!髪をボリュームアップさせる方法とは?

「髪が細くなってきた…」「ボリュームがでなくてぺったりしてしまう…」

髪のボリュームが落ちてくると、薄毛の予兆なのでは?と不安になりますよね。
年齢を重ねるにつれて髪は細く弱くなっていき、量は同じでも「薄毛」に感じられてきてしまいます。

そろそろ育毛剤をつかうべき…?と悩んでいる方は、ちょっと待ってください。

まずは今すぐできる毎日のケアからボリュームアップを目指していきましょう!
今回はいつものルーティンに一手間加えるだけで髪のボリュームアップが期待できる簡単な方法をご紹介していきます。

「ドライヤーのかけ方」と「スタイリング」に一工夫

今すぐ簡単にできるボリュームアップ方法は、ドライヤーの乾かし方です。

①下を向いて後頭部と側頭部の髪を乾かしていく
②頭頂部は分け目を決めず色んなところで髪を左右に振り分けて根元から乾かす
(このときブローブラシなどを使って髪を真上に引っ張るようにして乾かすのも効果的)
③カーラーを使って頭頂部の髪を巻き、カーラーの空洞部分と髪の表面に温風をあてる
④カーラーが冷めるのを待ってから外し、冷風をあてて立ち上げた根元をキープする

普段何気なくかけているドライヤーも、この4つのステップを意識するだけでボリュームアップが期待できます。

また、スタイリングをするときに「分け目を変える」のもおすすめです。いつも同じ分け目にならないように意識して変えるだけで、見た目のボリューム感は劇的に変わってきます。他にも、髪を結んだときに頭頂部の髪を少しずつ引き出してふんわりさせるのも効果的。スタイリング剤は重くならないスプレータイプがおすすめです。

それでもダメなら…シャンプーを変えてみるのもおすすめ

髪のボリュームアップに効果的なシャンプーは以下。

・ノンシリコンシャンプー

髪がぺったりしやすい人は、シャンプーのシリコンが原因かもしれません。シリコン配合のシャンプーはシリコンが髪をコーティングしてツヤを与えてくれますが、その分髪が重たくなってしまい、ボリュームダウンに繋がってしまうのです。
ノンシリコンシャンプーを使うことで髪が軽くなり、ボリュームアップが期待できます。ただし、シリコンが髪をコーティングしない分乾燥や紫外線などの外敵ダメージに弱くなってしまうので、しっかり毛先はオイルやトリートメントでケアするのを忘れずに。

・アミノ酸系のマイルドシャンプー

アミノ酸系のシャンプーは洗浄力が強すぎないので頭皮や髪に優しく、頭皮環境が改善するのでボリュームダウンの原因となる「細い毛」や「コシのない毛」が作られるのを防ぐことができる可能性があります。ただし、洗浄力が強くないため整髪料などをたくさんつかう方は落としきれない場合があるため注意が必要です。

いかがでしたか?育毛剤に頼る前に、毎日のヘアケアに一手間加えてボリュームアップを目指してみてくださいね。

パーマを綺麗に出すには?乾かし方のポイントをパーマの種類別に紹介

「パーマをかけたのに、自分でスタイリングすると綺麗にパーマが出ない…」

そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は、綺麗なパーマを出すにはお出かけ前のスタイリングだけではなく、シャンプー後の乾かし方も重要なんです!

今回はパーマを綺麗に出す乾かし方のポイントを、パーマの種類別にご紹介していきます。

デジタルパーマを綺麗に出す乾かし方

デジタルパーマとは「薬剤を塗った髪に熱を加えてパーマをつくる」手法です。

コテで巻いたようなしっかりしたパーマがつくので、パーマがかかりにくい髪質の方にもおすすめできるパーマです。また、濡れている状態だとパーマがゆるくなり、ドライヤーなどで熱を加えることではっきりとパーマが出てくるのが特徴です。

シャンプー後のデジタルパーマを綺麗に出すには、ドライヤーの熱ダメージを抑えるためにトリートメントをつけてから乾かすのが大切なポイントです。

①ドライヤーの強風で根元をしっかりと乾かす。
②弱風にして毛先を指にくるくる巻きつけながら乾かす。

指に巻きつける髪の量が一定になるように、ドライヤー前に髪をブロッキングするとやりやすくなります。指に巻きつけた髪は引っ張らず、巻きつける強さも出したいパーマのウェーブ感に合わせて調整しましょう。

朝のスタイリングは水やスプレータイプのくせ毛直しミストなどで毛先を濡らしてから、同じように指に髪を巻きつけてドライヤーの弱風で乾かしていきます。半乾きになったらムースなどのスタイリング剤をつけ、最後までしっかり乾かしたら完成です。

コールドパーマを綺麗に出す乾かし方

コールドパーマとは「薬剤の力のみでパーマをつくる」手法です。

デジタルパーマと違ってゆるやかなウェーブになるので、毛先のワンカールやくせ毛風パーマなど、自然なパーマスタイルがつくれます。コールドパーマは濡れた状態で一番パーマが強く出て、乾かしていくとゆるやかに伸びていくのが特徴です。

シャンプー後のコールドパーマを綺麗に出すには、まずはしっかりと乾かすことが大切です。乾かすと伸びてしまうコールドパーマですが、濡れたまま寝てしまうと髪へのダメージでパーマがとれてしまう可能性があるので注意が必要です。

①洗い流さないトリートメントでケアをする。
②髪を手の中でくしゃっと包むようにしながらドライヤーでしっかりと乾かす。

朝のスタイリングはまず水やミストで濡らしたあと、ムースやジェルタイプのスタイリング剤を揉み込んで完成。乾かさずにそのまま自然乾燥で大丈夫です。

いかがでしたか?自分がどのタイプのパーマをかけているかで、シャンプー後の乾かし方やスタイリング方法を変えることがポイントです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

プレシャンプーとは?髪を二度洗いするときのポイントと注意点

みなさんは一回のシャンプーで何度髪を洗っているでしょうか?

「一度じゃ泡立たないから二度洗いしている」
「シャンプーは洗浄力が強いから一度で充分」

個人差があると思いますが、基本的に美容院ではシャンプーを二回することがほとんどです。ヘアケア用語ではこの一度目のシャンプーのことを「プレシャンプー」と呼びます。

では、プレシャンプーは自宅でもした方がいいのでしょうか?
今回は「プレシャンプー」するときのポイントと注意点をまとめて紹介していきます。

「プレシャンプーとは?」

「プレシャンプー」とは水だけで髪を洗う「余洗い」のあとにする「一度目のシャンプー」のことを言います。

プレシャンプーは頭皮や髪の汚れや整髪料を綺麗に落とし、シャンプーの効果を最大限に発揮させるために行うもので、美容院での「プレシャンプー」は二度目のシャンプーとは違う「プレシャンプー用」のシャンプーを使っている場合がほとんどです。
プレシャンプー用のシャンプーは、しっかりと汚れや整髪料を落とせる高い洗浄力がありつつも、二度のシャンプーで頭皮や髪を痛めない低刺激のものが多く「クレンジング」や「ピーリング」という商品名がついているものもあります。

毎日のスキンケアに例えると「メイク落とし」がプレシャンプーの目的なのです。

プレシャンプーで汚れや整髪料を綺麗に落としたら、二度目のシャンプーは髪や頭皮に栄養を与えるために行います。そのため二度目のシャンプーは洗浄力よりも浸透力や保湿力の高いものを使っている場合がほとんどで、プレシャンプーのおかげで頭皮の毛穴や髪の細胞まできちんと栄養分が行き届き、シャンプー本来の効果を発揮することができるのです。

自宅でプレシャンプーするときのポイントと注意点

では、自宅でも「プレシャンプー」をした方がいいのでしょうか?

薬局などで市販されているシャンプーは「一度洗いで汚れを落とせる」よう洗浄力が高いものがほとんどです。同じシャンプーで二度洗いすると頭皮や髪への刺激となってしまい、ダメージを与えてしまう可能性があります。
プレシャンプー用のシャンプーを購入できない場合はアミノ酸系の洗浄成分が使われているシャンプーを選ぶようにするといいでしょう。

そして、自宅でプレシャンプーをするときは「汗をかいたり汚れたとき」「整髪料を使ったとき」のみにしましょう。汗をかいたときは頭皮をメインに、整髪料を使ったときは髪の毛をメインに泡だてたシャンプーで「軽く」サッと洗い、二度目のシャンプーでは頭皮をマッサージするように優しく洗うのがポイントです。

毎日のシャンプーで汗をかいていない、整髪料も使っていない場合はプレシャンプーする必要はありません。余計な皮脂まで落としてしまい、髪のダメージにつながってしまう可能性があるので注意が必要です。

いかがでしたか?これまで「なんとなく」二度洗いしていた人も多いのではないでしょうか。ぜひ参考にして「プレシャンプー」で健康な美髪を手に入れてくださいね。

ドライヤーの冷風モードはいつ使う?正しいドライヤーの仕方で得られる効果とは

ドライヤーにはいくつかの風タイプがあるのをご存知ですか?

強風モード、弱風モード、冷風モードetc…

「早く乾かしたいからいつも強風モード」という方も多いのではないでしょうか?
実はドライヤーの風タイプは髪の状態やお手入れ方法に合わせて使い分けることで、乾かすだけではない「美髪効果」を期待することができるんです!

今回はドライヤーの風タイプを有効活用する術をご紹介したいと思います。

ドライヤーの風タイプを解説

ドライヤーの風タイプには主に3種類のモードがあります。

・強風(ターボ)モード
・弱風(セット)モード
・冷風モード

メーカーや機種により名称や種類の多さは変わりますが、基本的にこの3つの風タイプはどのドライヤーにもついていますよね。

「強風モード」はシャンプー後、濡れた髪を乾かすのに利用している方が多いと思います。
「弱風モード」は「セットモード」とも呼ばれる弱い風で、乾いた髪をブローするときに。
「冷風モード」は髪への熱ダメージが気になる方や、夏場の汗が引かない時に利用する方も多いのではないでしょうか?

風タイプをうまく活用して美髪効果を高める

実は「髪を乾かす=強風モード」は間違いなんです。
濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、強い熱風をあてることで開いたキューティクルが傷ついてしまうことも。
濡れた髪を乾かすときこそ、3つの風タイプをうまく使い分けることで髪のダメージを減らして「美髪効果」も得ることができるんです。

3つの風タイプの使い分けは以下。

①タオルドライ後「強風モード」で髪の根元を乾かす。

うなじ、耳のうしろ、頭頂部など、髪の根元をまずは強風モードでしっかり乾かします。
髪がぺたんこになるのが気になる方は下を向いて逆毛の状態で乾かすと根元が立ち上がりボリュームアップできます。

②根元が乾いたら「強風モード」のまま毛先を全体的に乾かしていく。

根元がしっかり乾いたら、強風のまま毛先全体をまんべんなく乾かしていきます。
このとき、全体の80%が乾くくらいのつもりで乾かすのがコツ。
ドライヤーは髪から10cm以上離すようにして、一箇所に集中的にあてるのではなくドライヤーをふりふりと動かしながら全体的に風をあてるのがポイントです。

③「弱風モード」にして前髪と毛先をブローしてセッティングする

全体的に乾いてきたら弱風モードにして散りやすい前髪や毛先のブローをしていきます。
前髪は左右両方から風をあてることで癖がつきにくくなります。手ぐしでも良いですが、ブラシでブローするとより綺麗なカーブをつくることができるのでおすすめです。

④仕上げに「冷風モード」でキューティクルを閉じ込め髪型をキープする

最後に冷風モードで髪に風をあてていきます。冷風でクールダウンさせることで開いていたキューティクルをキュッと引き締め、さらにブローした髪型をキープすることもできます。このとき、上から下に向けて風をあてるのがポイント。残りの20%を冷風で乾かしたら終了です。

いかがでしたか?今回ご紹介したドライヤーの風タイプについて「今まで知らなかった!」という方は、いつもと少しドライヤーの使い方を変えるだけで仕上がりが変わってくるので、ぜひ参考にして試してみてくださいね。