頭頂部の髪の毛の一部がピンと立ちあがって目立つ「アホ毛」。髪をくくった時などに出ているとうまくセットできていないように見えて恥ずかしいですよね。
そこで今回は、アホ毛ができる原因とその対処法をご紹介していきたいと思います。
アホ毛とは?
アホ毛というのは、髪の表面に立ってしまっている短い毛や、うねりが出ている短い毛のことを指します。アホ毛はまとまりにくいため、パサつきボサボサなイメージになってしまいます。
アホ毛には、「生えかけの髪の毛」と「傷んで切れてしまった髪の毛」と「うねって生えてしまった髪の毛」があります。うねって生える理由は、頭皮の毛穴に皮脂が詰まることでうねって生えてしまうのです。
アホ毛が出る原因
まず、髪や頭皮の乾燥が挙げられます。髪や頭皮に水分がなくなり乾燥してしまうと静電気が起きやすくなり、短い毛が立ち上がりやすくなります。冷暖房が効いている部屋にいても空気が乾燥して、髪も乾燥しアホ毛が目立ちやすくなります。
次に髪のダメージによる原因というのも考えられます。カラーやパーマ、そして紫外線などでダメージを受けた髪はキューティクルが剥がれやすくなっています。そうすると髪の表面がけば立ち、アホ毛が立ちやすくなってしまうのです。またダメージを受けた髪は内部のタンパク質が外に流れてしまい、髪の内部がスカスカになります。スカスカになった髪は少し引っ張っただけでも切れやすく、これもアホ毛の原因につながります。
アホ毛の対処法
頭皮や髪に潤いを与えることです。頭皮が乾燥するとアホ毛が立ちやすくなりますので十分な保湿ケアを行ってください。肌と頭皮は一枚の皮で繋がっていますので、肌が乾燥気味の人は頭皮も乾燥しやすいと言えます。洗浄力の強いシャンプーは控えて、刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーを使うといいでしょう。
頭皮の毛穴詰まりを解消することもアホ毛の対処法です。皮脂や汚れを取り除くオイルケアなどがお勧めです。シャンプー前の乾いた頭皮に植物油や頭皮用オイルを馴染ませると毛穴の皮脂や汚れが落ちやすくなります。その時に頭皮マッサージも行うと頭皮の血行が促進され髪に栄養が行き届きやすくなります。結果的に健康な髪が生えてくるので、アホ毛対策になります。
アホ毛の応急処置
どうしてもアホ毛が気になる時は、ワックスやスプレーで押さえてください。抜いてしまうとまた新しく生えてきて短い髪の毛になってしまうので、抜かないように気をつけましょう。
ブローをするときにアホ毛が気になる箇所を手で押さえながら乾かすとアホ毛が目立ちにくくなるのでお勧めです。
まとめ
アホ毛が目立たないようにするためには、髪の土台である頭皮を改善することが一番の近道です。頭皮が不健康だと髪が細くパサつきやすくなり、アホ毛もできやすくなってしまいます。
頭皮の環境をきちんと整え、ハリ・コシのある健康な髪を育てるために、頭皮の血行促進を意識しましょう。セルフで頭皮マッサージや美容室でヘッドスパを行うなど定期的に頭皮のマッサージをして血行を促進し、頭皮や髪に栄養を行き渡らせてください。美容室でのヘッドスパは頭のツボなども刺激してもらえるので、疲れも取れますし一石二鳥です。頭を20分マッサージすれば全身を1時間マッサージしたかのように疲れが取れるとも言われていますので、疲れやストレスが溜まっている人はぜひ美容室へ行ってみてください。
また体の内面からのケアもとても大切で、食事や睡眠は髪の毛に大きく影響してきます。揚げ物など油分が多い食事やコンビニ弁当などの添加物たっぷりの食事、ケーキなど砂糖たっぷりの食べ物は血液の質を悪くします。血液の質が悪くなると、健康な髪が育たずにキレやすくなり、毛穴に皮脂が詰まる原因にもなります。
睡眠不足も髪に栄養がきちんと行き届かず、皮脂が過剰になる一つの原因です。
良質な栄養を摂取し、良質な睡眠を確保して髪の毛の健康も守りましょう。