「マイナスイオンが髪に良い」って、漠然と思い込んでいませんか?
1990年代終盤に突如一大ブームとなった「マイナスイオン」は、ヘアケアや肌ケア、メンタルケアまで幅広い効果があるとされており、中でもマイナスイオンの力で髪を美しく整える「マイナスイオンドライヤー」が大ヒットしました。
でも、「マイナスイオン」ってどうして髪に良いのかご存知ですか?
今回は「マイナスイオン」の髪への効果や、マイナスイオンドライヤーの正しい使い方についてご紹介していきます。
マイナスイオンの効果とは?
まず、「マイナスイオン」とは一体何なのでしょうか?
マイナスイオンとは、「ミスト」よりもさらに細かい、空気中の水分がマイナスに帯電した微粒子水のことを言います。
反対に、静電気などが発生したときに生まれるのが「プラスイオン」と呼ばれるプラスに帯電した微粒子です。静電気で髪がパサパサに広がったりしてしまうのは、プラスイオンが髪のキューティクルを傷つけ、ダメージを与える原因となっているからなのです。
このプラスイオンを帯びた髪にマイナスイオンを届けることで、マイナスイオンがプラスイオンを中和させます。マイナスイオンがプラスイオンが中和しキューティクルが整うことで、静電気が起きにくく、潤いのあるまとまった髪へと導く効果があると言われています。
マイナスイオンドライヤーの正しい使い方
マイナスイオンが髪に良いからといって、マイナスイオンドライヤーをむやみやたらに髪にあてるのは、返って髪を傷めてしまう原因となる可能性があります。
続いてはマイナスイオンドライヤーの正しい使い方についてご紹介していきます。
1. シャンプー後、濡れた髪を丁寧にタオルドライする。
2. 洗い流さないトリートメントやオイルなどを乾燥しやすい毛先につける。
3. マイナスイオンドライヤーで頭皮と根元を中心に乾かしていく。このとき、ドライヤーは髪から20センチ以上離し、温風が一箇所に集中しないよう注意する。
4. 80%くらい乾いたら、冷風に切り替えて髪をまとめながら乾かして終了。
マイナスイオンをよく当てたいからといってドライヤーを髪に近づけたり、一箇所に集中して当てたりしないように注意しましょう。
いかがでしたか?髪にうるおいとまとまりを与えるマイナスイオンドライヤーは様々なメーカーから発売されていますので、これからの季節、静電気による髪のダメージが気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?