女性の髪の毛の悩みで多いのが「枝毛」です。
枝毛は一度見つけてしまうと、他にもあるのではないかと探してしまい自分で切ったり、裂いたりしてしまう人もいると思います。
他の人から見ても、きちんとお手入れされていないような印象を持たれてしまいます。
今回はそもそも枝毛がなぜ出来るのか、その原因と正しいお手入れ方法をお伝えします。
枝毛とは
髪の毛の中には必要な水分が貯蓄されています。その水分を守る役割を担うのが「キューティクル」と呼ばれる外壁です。ですが、髪の毛に負荷がかかるとこのキューティクルが剥がれてしまい、枝毛が発生するのです。
水分を失ってしまった髪の毛は避けやすくなり、枝毛となり私達の毛先に現れます。
キューティクルが剥がれてしまうと、ダメージを受けたキューティクルから5センチくらいは髪の毛の水分量が減ってしまいます。なので、枝毛の部分のみをカットしても、その上の部分がまたすぐに枝毛になってしますのです。
枝毛の原因
髪の毛が傷む原因は様々なことが考えられます。
特に現代人はストレスや食の欧米化など、生活習慣が乱れている人がほとんどだと言われており、昔に比べると頭皮のトラブルを引き起こしやすい環境になっていると考えられます。
そして、カラーやパーマ、縮毛矯正などをする人が増えているため、頭皮や髪のダメージによって、髪の成長を妨げてしまっていることも原因の一つとして考えられています。
カラーやパーマなどはたまにであればそこまで問題ではないのですが、薬剤がキューティクルの中に入り込んで髪を染めたり、髪の毛の結合を切ったり繋げたりしてウェーブを作り出すので、頻繁にしてしまうと当然、髪のキューティクルは傷つき枝毛の発生につながります。
最近ではブリーチをして金髪にする人や、ブリーチをしてから他のカラーを入れる「ダブルカラー」をする人が増えてきています。このような方法は髪をとても傷ませ、枝毛やパサつきを発生させてしまいます。
またドライヤーの温風を髪に近づけ過ぎてしまったり、オーバードライ(乾かしすぎてしまうこと)などでも髪の毛の水分量は失われキューティクルが剥がれる原因となります。注意して乾かすようにしましょう。
枝毛の予防法
ブラッシングは必ず乾いた髪の時に行うようにしましょう。濡れた髪はキューティクルが開いた状態ですので、ブラッシングの摩擦で髪を傷つけてしまい、枝毛が増えてしまいます。
静電気もキューティクルを傷める原因なので、木製のクシやブラシをお勧めします。
ドライヤーは長時間使うと髪の毛が傷んでしまいます。ドライヤーの使用時間を減らすためにもしっかりとタオルドライをしてから乾かしましょう。
その時に髪の毛をゴシゴシと擦り合わせてはいけません。タオルで優しく包むように軽くポンポンと抑えて水分を吸い取るようにするのがポイントです。
水分がしっかり浸透した髪の毛は枝毛になりにくいです。なので、ドライヤーの前にアウトバストリートメントをしっかりつけることが効果的です。トリートメントは頭皮につけてしまうと毛穴をふさぎ、髪の毛に栄養がいかなくなりますので、毛先中心につけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どれだけ注意してケアをしても枝毛はできてしまうことがあります。
枝毛ができると元どおりに修復は不可能ですので、枝毛のある部分から少し上まで髪を切る必要があります。
まず美容室で傷んだ毛先を切ってもらって、それから髪の毛の状態をよくしていくように心がけましょう。
上記でご説明した以外にも、十分な睡眠や良質な栄養分も髪にとってとても大切です。睡眠不足になることがないよう、規則正しい生活をして、きちんと栄養のある食事を摂りましょう。